ペットボトルを使った水耕栽培で、苗の育て方はいろいろあります。
・育苗ポットに砂をいれて種まきする方法
・タッパーなどにバーミキュライトを入れて種まきする方法
この二つがメジャーなようです。
でも、私はどちらも今一つ、うまくいきませんでした。
いろいろと探して、ロックウールを育苗に使う方法を知りました。
ロックウールで苗づくり
ロックウールの成分
鉄鉱石などから鉄を取り除き、コークスや石灰石と混ぜて高温で溶かし、綿あめ状に繊維化して圧縮熱処理を施したものをロックウールと呼んでいます。ロックウールは無機質で無菌であるのが特長で、95%以上の空間を内部に維持している培地です。通気・保水・保肥性に優れています。
土栽培より植物の生育が早く、害虫の発生も少ないとされているのです。狭い場所でも栽培が可能だというメリットもあります。
2層構造
2層構造であるメリットは、上層に根が広がりやすく、水が均一に広がるため、発育に優れていることです。土やヤシ殻といった有機培地とは性質も違います。水分管理をきちんと行うことで、より高い収穫が得られる培地です。
ロックウールは排水性がありません。上から水を与えると根が伸びようとせず、生育に影響してしまいます。使用時は、ロックウールの下から水を与えられるように設置してください。
ロックウールを調達
上記のサイトは本当に参考になりました。
書いてあった直接種をまく方法ではなく、「催芽まき」でまず種子を発芽させ、ロックウールを培地にする方法を考えました。
必要な資材
- ロックウールブロック
- 12ブロックに仕切りされた製氷容器(100均で調達)
- スポイト(液肥の付属品を転用)
- カッティングボード(ダンボール等でも可)
- 霧吹き
- 使い捨てプラスチック手袋
ロックウールブロックはAmazonさんで購入しました。
まずは【催芽まき】で芽出し
苗づくり①の記事のやり方【催芽まき】で、芽出しを行いました。
今回、根っこが伸びすぎの状態でしたが、何とかなるでしょう。
ロックウールの切り分けと製氷容器へのセット
Amazonさんで購入したロックウール。
3×3×3㎝のブロックが20個ずつ繋がったシートで3枚、計60個入っています。
これを切り分けて使うのですが、細かい繊維が飛び散るので、霧吹きで水をかけて湿らせながら行います。
この繊維が、サボテンの細かい棘のようにチクチクするので、使い捨てプラスチック手袋をはめます。
カッターマットの上に置き、カッターで切り分けていきます。
まず、3×3×3㎝のブロックを4個切り離します。
1個がこんな感じです。
後ろのほうに、結構な切りくずが出ているのがわかるでしょうか。
中央に穴が開いています。
これが種子を埋め込む穴で、上下間違えないように注意します。
(水やりは、必ず下から吸わせるようにするので、間違えると大変)
このブロックをさらに4分割し、W1.5 × D1.5 × H3㎝の12個の小さいブロックに。
この小さいブロックの上部1つずつに、爪楊枝で種子を入れる穴をあけます。
これを一つずつ、製氷容器に入れていきます。
これで、種子の植え付けの準備ができました。
I'm glad lf someone reads this report.
See you.
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