nanaとボンちゃんとお花

孫のボンちゃんはMR +ASD傾向、バァバはASD+うつ病、ママはADHD+双極性Ⅱ型.冬季うつ、の発達凸凹家族です

「ひよっこ障害児ママが特別支援学校に12年通わせたベテラン障害児ママに聞く-障害児育児23のヒント」〜Bookレビュー

f:id:nana-plant51:20210817172146j:plain



2020 年12月出版  著者=べっっこうあめアマミ

通常価格¥499     ☆4、6     16個のレビュー  kindle版のみ

 

引き続き特別支援学校の情報を求めて、同じ著書の本を読む。

これもKindle Unlimitedで読んだ。

 

 

目次  (本書より引用)

 はじめに
 対談のいきさつ
 ともさんとアマミのプロフィール

第一章 特別支援学校に入る前のこと
 3歳 託児所の園長先生の勧めで療育施設に
 トンデモ精神科医に遭遇!魔の3歳児検診
 就学相談 教育委員会のトンデモ担当者
 就学相談 上司登場

第二章 小学部時代のこと
 特別支援学校の授業ってどんなことをやるの?
 特別支援学校小学部一年生で、昼のオムツが外れる
 意思を伝える手段「マカトン法」と特別支援学校のトイトレ
 公文で培われたものは大きかった
 最重度知的障害でも漢字まで書ける、ともさんの息子さん
 小6、恐怖の「突然出ていっちゃった」事件
 ともさんと息子さんと最強の鍵
コラム:特別支援学校に行ったら地域との関わりってどうしてた? 

第三章 中学部・高等部時代のこと
 特別支援教育の変革期「養護学校」から「特別支援学校」へ
 特別支援学校ならでは?作業学習という時間
 特別支援学校ではどんなふうに「勉強」するんだろう?
 特別支援学校の高等部に入るとき
 高等部の特別支援学校、どんな授業をしているの?
 小学部からの積み上げの結果!排便の成功とトイトレの卒業
 特別支援学校12年間、良い先生もとんでもない先生もいた

第四章 就職とこれからのこと
 特別支援学校を卒業した子の就職事情について
 作業所ってどんな所?A型?B型?生活介護型?
 お仕事大好き息子さんのいきいき作業所ライフ
 つらい経験、辞めることになった作業所の話
 作業所の定年と親亡き後
コラム:就労施設あれこれ 

第五章 後輩障害児ママに伝えたい、トンデモ人間に出会った時の対処法

 

 

この本から得られた情報

・支援学校の教育目的は「身辺自立」

  勉強よりも身辺自立に重点を置くなら支援学校

  日常生活に必要な事を実践的に教えてくれる

  トイレトレーニングも

・何か習い事に通わせる時は、トップの人間性や対応力をみる

・教室側が歓迎している雰囲気がないと親子とも負担

・支援学校に進んでも、地域との関わりを持つ方法は多い

 

中学部になると、「作業学習」でものづくりの体験

 

・高等部入学には、義務教育ではないので受験がある

   一応かたちだけ

高等部の作業学習は、就職を見据えた内容になる 

・就労させたいなら、普通高校より特別支援学校の方がノウハウあり

・支援学校でないと、作業所の見学もままならない

・卒業後は、作業所に就労する子がほとんど

 

・障害者雇用枠で一般企業に就職する場合

  就労希望先で現場実習など、就職活動を行う

  就労実績は、あまりない

・作業所に通う場合

  就労移行支援(2年+1年延長)

  就労継続支援A型

  就労継続支援B型

  生活介護

・作業所には定年があるところもある。 

・親は、自分が見れなくなった後の居場所も考える必要がある

 

・精神科医、教育医委員会、教師にもトンデモ人間はいる。

・その手の人間に対処する方法

  パパに同席してもらう

  (ママだけだと舐められる)

   誰でもいいので「信頼できる人」に相談して外堀から埋める

  トラブルが起きた時、集団の力は強い

  ーママ友コミュニティには入った方が心強い

 

 

わたしの感想

うーん、やっぱり支援級の方が良いのかな?と心が決まらない。

療育園の先生とよく相談してみよう。

 

でも、中学部からは支援学校の方が良いか、とも思う。

将来の就労を考えると、「作業学習」は大事だと思うから。

 

中学校の支援学級はどんな感じなのか、できるだけ情報を集めてみたい。

 

ママとバァバの希望としては、

できれば高等特別支援学校に入学させ、障害者枠での一般就労を目指したいと思っている。

 

ボンちゃんが支援学校の高等部程度の学力到達度の場合は、入学後、就労支援A型作業所を目指したい。

 

 

おすすめ度 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 

良書である。

 

中学部・高等部についても情報があり、卒業後の就労場所、親亡き後についての考え方、まで書いてある。

小学校の就学について考えられている方には早すぎる内容、と思われるかもしれないが、決してそんなことはない。

 

我が家の場合、どんな就労先を目指すのか、将来どんなふうに生活してほしいのか、

そこから逆算して考えているので、有益な情報が得られたと思う。

 

今後の情報収集の指針にもなった。

 

ぜひ、一読をお勧めしたい。

 

 

今日の種  f:id:nana-plant51:20180724132028j:plain

・特別支援学校の中学部以降は、就労を見据えた「作業学習」が始まります。 

・特別支援学校の高等部と高等特別支援学校は、名称はよく似ていますが、全く別物です。

 

May this small seed sproud in your field.

See you.