nanaとボンちゃんとお花

孫のボンちゃんはMR +ASD傾向、バァバはASD+うつ病、ママはADHD+双極性Ⅱ型.冬季うつ、の発達凸凹家族です

支援級・支援学校の見学説明会を終えて ー 将来の就労に向けて考える

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校区小学校の特別支援学級・特別支援学校小学部 の見学・説明会が終了。

 

結論から言うと、ボンちゃんは

  校区小学校の特別支援級  への就学を希望すると、家族内で意思統一した。

 

 

見学・説明会に出席して考えたこと

特別支援学校への就学が望しいと思われる児童像と、ボンちゃんの実態の齟齬

鍵盤ハーモニカ

鍵盤ハーモニカが扱える児童はほぼおらず、音楽の授業では打楽器演奏が中心になっている。

この楽器を演奏するためには、身体各部の協調、手先の細かな動き、リズム感、などが必要とされる。

ーボンちゃんは、保育園の年中時、鍵盤ハーモニカで生活発表会の器楽演奏に参加している。

(加配の先生がそばに付き添い、拭き口をくわえるように声かけしてくださった)

 

身辺自立

排泄・着替え・持ち物整理  など、身辺自立が完全にできていない児童が多く、その指導に多くの時間が使われている。

ーボンちゃんはほぼ自立できており、洋服の前後を正しく身につける指導をしている段階

 

検定教科書ではなく、一般図書(絵本など)を使用

数字、平仮名の読み書きが難しい児童がほとんど。

発語のない児童も多い。

ーボンちゃんは数字・アルファベットへの関心が強いが、平仮名も読み書きできる字が多い。

 「ね」 「ぬ」 「わ」 「か」 などが難しい

 絵本などの文字の拾い読みは、まだ関心がない。

 会話は、かなり自己表現できるようになってきた

 

体育はマラソンなどの体力づくりや、粗大運動の指導がメイン

ーボンちゃんは割合器用で、ボールのドリブル・シュートが上手く、キャッチボールも相手を狙って受け渡しできる。

 ストライダー(ペダルなし自転車)もすぐに乗れるようになった。

 前転や鉄棒の「ツバメ」、平均台などもうまい。

 

図工はヌタクリやスライムなど感覚遊びが中心

ーいわゆるお絵描きは促されないと描かないが、顔に髪目鼻口が入り、胴体に手足も描く

 ASDらしく、放っておくといつまでも数字やアルファベットを書き続ける。

 

 

児童数に対する支援者数の割合

思ったより、支援学校教員の対児童数割合が少なかった。

障がいが重い児童に手厚い指導がより必要と思われ、ボンちゃんのレベルでは支援が手薄になる恐れがあるのでは、と危惧された。

 

支援級の不安要素

支援級の教員・補助員

支援級の教員全てが、支援教育に詳しいわけではない。

はっきり言うと、産休明けや病休明け・新卒の先生の受け皿、でもある。

幸い、ボンちゃんの希望する学校の支援級主任は支援教育のベテランだったが、その先生が転任無しにずっといてくださる保証はない。

補助員は、教員免許を持っていなくてもなることができる。

 

所属級での人間関係

友人ができるか

対人距離のとり方が下手なので、いじめに遭ったり、嫌われたりしないか

 

 

将来の就労に向けて

家族の希望としては、高等特別支援学校に入学後、障害者枠の一般就労について欲しい。

そのためには、中学校の支援学級への進学が望ましいのだが、不安要素もある。

 

中学校特別支援級・特別支援学校中学部

二次障害を併発することなく、健全な学校生活が遅れているか

自己肯定感の高い、安定した情緒を保つことができているか

学力的には心配ないか

 

これらの条件を満たさない場合、小学校支援級から特別支援学校中学部への転校も考える必要がある。

 

h-navi.jp

上記サイトより引用
小学校は通常の学校に通っていたお子さんのなかには、実際にはもっと専門性の高い支援が必要であった場合などもあり、中学校や高校からは特別支援学校に通うということもあります。

小学校から特別支援学校や特別支援学級で教育を受けていたお子さんが、特別支援学校の中学部に進学する場合、同じ学区域内であれば、小学校と中学校の先生、特別支援教育コーディネーターを通して教育内容が引き継がれます。
(特別支援教育コーディネーターとは、保護者からの相談の対応や福祉機関などの関係機関との連携・調査を行う教職員のことです)

お子さんが不安なく充実した学校生活を送れるように、お子さん本人の意思も尊重しながらよく話し合うことが大切です。
進路に迷った時は、スクールカウンセラーや学校の先生、特別支援教育コーディネーターやかかりつけのお医者さんに相談してみましょう。

 

 

高等特別支援学校とは

前記事で書きかけたが、こちらに移す。

 

hattatsu-survive.com

相談会では、中学支援学級では高等支援学校への受験対策もしている、とのことであった。

 

以下のサイトは、受験対策を含めよくまとまっているので、参考にされたい。

hattatsushogai-kosodatelab.com

 

 

就労先について

障害者枠の一般就労について欲しいのが家族の願いだが、それが叶わない場合、

 

  就労移行支援(2年+1年延長)

  就労継続支援A型

  就労継続支援B型

  生活介護

などの作業所も視野に入れる必要がある。

 

きょうの種 f:id:nana-plant51:20180724132028j:plain

・校区小学校の特別支援級に就学希望を提出します。

・家族が思い描く子どもの将来から、逆算して就学先を決めました。

・特別支援学校高等部と、高等特別支援学校は、別物です。

・中学生になる時、どの学校を選ぶか、将来を見据えてもう一度しっかり考えます。

 

 

May this small seed sproud in your field.

See you.