nanaとボンちゃんとお花

孫のボンちゃんはMR +ASD傾向、バァバはASD+うつ病、ママはADHD+双極性Ⅱ型.冬季うつ、の発達凸凹家族です

グランマのプロフィール その2

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母は専業主婦で、一人娘の私を溺愛する。

 

発達障害あるあるだが、私は偏食が酷かった。

夕食は、いつも私用に別メニューを用意してくれた。

料理好きだったので、それも苦にならなかったそうな。

ー 給食は完食すべし!の時代で、就学後、私の偏食は矯正された。

 

県外の大学に進学後、私は寮生活を送る。

そこへ、蛍が宅急便で届けられた。

ホ・ タ ・ ル  って ………

虫かごに詰めれられた草にとまって、淡い光を放っていた。

なんでも、蛍狩りに行ってあまりにキレイなので送ろう、と思ったそうだ。

寮中の評判になった(そりゃそうだ)

 

この後父が退職するが、脳血管性の認知症になってしまう。

なんせ、マダラぼけなのである。

当時、認知症、特に脳血管性の認知症への世間の理解は無いに等しく、母は随分苦労したようだ。

 

「ようだ」というのは、私はそのまま県外で就職・結婚してしまい、まったくと言って良い程父の介護はしなかったからだ。

年の差夫婦だからこそ成り立った介護生活だろう、と今にして思う。

手助けしない娘でごめんなさい、グランマ。

 

父がポックリと逝ってしまった後、母の第二の人生が始まる。

遺族年金が入るので、生活には不自由しなくてすんだ。

(父よ、ありがとう、母の苦労が報われました)

 

市が主催する「老人大学」に入り、講演を聞いたり、つまみ細工のサークルに入ったり。

一人暮らしで遠慮がないものだから、自宅は友人やご近所さんのサロンとなる。

 

料理好きで、工夫しながら生活を楽しみ、ゲーム感覚で節約にも励む。

積み上がった貯蓄の恩恵には、私も随分とあずかった。

 

こんな具合に、一人暮らしをenjoyする母であった。

 

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See you.