nanaとボンちゃんとお花

孫のボンちゃんはMR +ASD傾向、バァバはASD+うつ病、ママはADHD+双極性Ⅱ型.冬季うつ、の発達凸凹家族です

ママは ADHD(注意欠如多動性障害) ー ① 診断されるまで

ママ(佑くんのママ・私の長女)は

ADHD(注意欠如多動性障害)と診断されています。

 

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私、ADHD(注意欠如多動性障害)?

そうじゃないかな~、と思ったきっかけは、皮肉なことに

ママが特別支援学校の教員免許を取るために、勉強を始めたことでした。

 

発達障害の特性に、自分が当てはまりすぎるのです。

 

講義してくれた教授に相談に行くと

「この講義をするとね~、いっつも2・3人はあなたと同じようなことを言ってくるよ。

 あんまり心配しなくてもいいんじゃない?」

と追い返されたそう。

 

ちょっとこの教授、お勉強が足りないんじゃないでしょうか。

 

海外の報告によれば、大人のADHDは人口の2.5〜4.4%といわれています。
日本国内での調査では、大人のADHDの全体の1.65%と推定されており、決して珍しくはないのです。

www.adhd-navi.net

 

 100人に講義すれば、2人は当事者の可能性がある、ということです。

 

あの時、診断を受けて対処していればもう少し楽な人生だったのに、

と、今でも悔やまれます。

 

 

  ADHDと診断されるまで

卒業前、障害者施設の指導員として就職内定を頂き、その施設でアルバイトを始めました。

きついことも結構あったのでしょうが、毎日充実しているように見えました。

 

でもある日、ベッドから起き上がれなくなってしまったのです。

 

きっかけは、心ない上司の一言でした。

教育実習でしばらくお休みした後、出勤してみると、いきなり

「〇日から、夜勤だからね」

 

「あの、そういったことは、伺っていなかったのですが。

 急に言われても、自信がありません、学校もありますし。」

「ああ、あなたね~、お休みしてたでしょう。

 だから、相談しようがなかったんだよね。

 もうシフトは決まってるんだから。」

 

ママにしてみれば、

教育実習に行くためお休みすることは、かなり前からお願いしていたことで、

いきなり夜勤といわれても、できない、どうしよう、

と、パニックになってしまったわけです。

 

そこから、上司のパワハラがはじまりました。

「気に入らない側」に入れられ、

嫌味を言われ、冷たくあしらわれました。

出勤が、苦痛でしかなくなりました。

 

ベッドにもぐったママを、引っ張るようにして、私の受診している精神科に連れて行きました。

「うつ状態ですね。

 お薬を処方するので、きちんと飲んでしっかり休養してください」

 

施設でのアルバイトは、もちろんお休みです。

例の上司がいやでいやで、せっかくの内定はお断りしました。

卒業の単位はほぼ揃っていたので、何とかかんとか、最低限の登校。

特別支援学校の教員免許も取り、卒業にこぎつけ、卒業式に出席することもできました。

 

卒業後は、しばらくは引きこもり状態でした。

外出といえば、居酒屋とパチンコとカラオケ。

  

うつ状態は少しずつ収まってきたのですが、

やはり気になっていた発達障害の検査をお願いすることにしました。

結果は、ADHD(注意欠如多動性障害)で、依存性が高い傾向、とのことでした。

ギャンブル依存症では?と、バァバはとても心配していました。

 

パチンコで随分と浪費してやっと目が覚め、

小さな障碍者支援施設で、指導員を務めることになりました。

 

 

May this small seed sprout in your field.
See you.