以前の記事で、私がLDと診断されていることを取り上げました。
今回、新しい発見があったので書きます。
「言語性知能」と「動作性知能」
「動作性知能」について調べていた時、以下の記事が目にとまりました。
菅野氏は「 WAIS=III式」を受けた結果、
「非言語性学習障害」
という診断を下されています。
これだ!
と思いました。
彼女ほどのハイスペックな言語性知能はなく、
彼女ほど動作性知能は低くない。
けれど。
私の凸凹の正体はこれだったんだ・・・
私はLD?
私が、菅野氏と同じ「 WAIS=III式」テストを受け、
LD(学習障害)と診断されたのは、約8年前です。
8年間も前の情報だったんです。
ブログを書くことを思い立ち、記事として、
まず自分と娘の発達障害について載せようと思っていました。
そして調べた学習障害(LD)の症状と、自分の症状に一致点があまりに少ない、
ということに戸惑いを覚えながらも、記事を書き上げました。
チェックリストに沿って自分の症状を考えると、むしろ
意欠如多動性障害(ADHD)
自閉症スペクトラム(ASD)
の症状が目立つ、ことに気づきました。
具体的にどのような症状なのかは、上記の私の過去記事をご覧ください。
現在は、「言語性LD」と「非言語性LD」という概念での区別は、
あまり用いられなくなってきています。
LDは、「言語性LD」と「非言語性LD」に大別されていたが、
高機能自閉症やアスペルガー症候群等の高機能広汎性発達障害
(あるいは、知的障害を有する自閉症を含めた自閉症スペクトラム)の
位置づけの明確化や、
オプトメトリスト(視力保護のスペシャリスト)らによって視空間認知の問題が整理にされるに従い、
2つの大別の仕方は用いられなくなってきている。
「 非言語性LD」という診断名は、古い、ということです。
そのために、自分の症状に見合った情報が少なかったということでしょう。
非言語性学習障害(NLD)
「非言語性学習障害 (NLD)」という言葉を初めて知りました。
Nonverbal Learning Disabilities の和訳です。
知能テストは言語性知能テストと動作性知能テストに分類される。
言語性知能とは、通常「偏差値」と関係していて、意識的な学習の成果とされる。
これは、いわば思考力の高さを測る物差しである。
言語性知能の検査項目は「言語理解」と「作動記憶」
動作性知能とは、社会で必要とされる様々な「作業」を司る知能である。
こちらは、その場その場の環境変化や問題発生に臨機応変に対応できる能力のことである。
動作性知能の検査は「知覚統合」と「処理速度」からなる。
言語性知能が動作性知能を上回るケースを、非言語性学習障害という(しかし、この呼び方は現在あまり使われていない)。
融通が利かず、環境の変化や対人関係に柔軟に対応できず、
刺激に直面するとショック状態になったりし、
空間認知能力や運動神経に問題があるという症状である。
そして、非言語性学習障害は、アスペルガー症候群と同義ではないが、
アスペルガー症候群との共通点が極めて多く見られる。
上智大卒、新人賞受賞作家なのに、あらゆる場面で「戦力外通告」、大人の発達障害のリアルを本人が綴る (1/9) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
より抜粋編集
また、非言語性学習障害の定義は、専門家により考え方が違います。
広汎性発達障害 (アスペルガーを含む、自閉傾向のある発達障害の総称) と同じという人もいますが、
そうでないという人もいます。
下記の記事が非常に参考になります。
障害名と実生活
障害名の見当はついたのですが、それで特に実生活が変わるわけではありません。
しかし、情報に対するアンテナの方向性が決まったことは、
大きな進歩だと思っています。
実生活においては、今まで実行してきた工夫を継続しながら、
新しい情報を集めていきます。
また、このブログのカテゴリー名も LD から NLDに変えます。
今後も新しい気づきがあれば、記事にしていきたいと考えています。
皆様からの情報もいただければ、幸いです。
きょうの種
・私は NLD(非言語性学習障害)です。
・ADHD や ASD とも重なる部分が大きいので、それらの障害への対処法が参考になります。
May this small seed sprout in your field.
See you.